「スタン・リー」
本名「スタンリー・マーティン・リーバー」は2018年11月12日に享年95歳でこの世を去るまで、世界中から愛される数々のスーパーヒーローを生み出した「マーベルの生みの親」です。
マーベル・コミックスの前身であるアトラス・コミックス時代には倒産の危機を迎えてしまうものの、その後のマーベルの根幹ともなる「身近な悩みを抱える、完全無欠でないヒーロー」という勝利の方程式を見つけ出し、ファンタスティック・フォーをはじめ、スパイダーマンやアイアンマン、ハルクなど現在のマーベル人気の火付け役にもなった数多くのキャラクターをこの世に生み出しました。
そんな偉大なスタン・リーがマーベル・コミックス80周年記念アイテムとして今春にマーベルレジェンドから立体化されたということで、今更感はありますが久しぶりのマーベルレジェンド購入。
高鳴る鼓動を抑え、開封していきます!
Excelsior!
マーベルレジェンド「スタン・リー」

記念品ということもあり、パッケージは従来のマーベルレジェンドとは異なるデザインになっています。
ウィンドウボックス仕様になっており、表面にはスタン・リーのサインを大胆に印字、両サイドにはスタン・リーが編集後記の締めによく使っていた「Excelsior!(さらなる高みへ!)」というラテン語が印字されています。
しっかりとスタン・リーらしさを取り入れた丁寧なボックスデザインだと感じました。

背面にはフィギュア本体の写真と、映画「アベンジャーズ」のポスターイラストが掲載されています。
今回立体化されたスタン・リーは、映画「アベンジャーズ」でカメオ出演した際の「怪しげなチェスプレーヤー」を再現したものになるようです。ということもあってチェス盤が付属しており、スタン・リーのサインが印字されたのキャプテン・アメリカの盾も付属しています。
手のひらに蘇るマーベルの父

箱から取り出すとそこには手乗りスタン・リーが。
やっぱりフィギュアを開封した時のこの高揚感はたまりません。
ジャケットやズボンなど、洋服の再現性もこだわりを感じられますが、なんといっても注目すべきは顔の造形でしょう。


もはや主流となった造形×デジタルプリントで見事にスタン・リーの顔を再現しています。
本当にこの表情のまま時を止めたような、それくらいリアルに感じられる細部のシワやディティールからハズブロのこだわりが感じられます。
サングラスもクリアパーツで再現されており、その下の目元もしっかりと造形されています。サングラスの着脱が出来ないのが残念ではありますが、どこからみてもスタン・リーそのものです。
ガシガシ遊べるいつものレジェンド

可動はいつものマーベルレジェンドといったところで、ガシガシと遊べる頼もしいオモチャです。こんなにアクティブに動き回る姿は想像できませんが、キャプテン・アメリカの盾を持たせると、ついついこんなポーズを取らせてしまいます。

首周りも大きく干渉するパーツ等もないので、上を見上げるようなポーズも可能です。
それにしても、顔がリアルすぎてなんだか喋りかけてきそうでさえあります。
マーベル好きにはぜひ手にとってほしい手乗りスタン・リー

ただ椅子に座らせるだけでもこの存在感。手持ちのマーベルキャラクターたちと絡めて遊ぶのが楽しみでしょうがないですね。
若い頃のスタン・リーは役者を目指していたこともあったそうで、MCU映画にカメオ出演していたのは当時の夢を叶えるためだったりするのでしょうか。

コーヒー片手に楽しそうに月間TOY-HUNTを読むスタン・リー。
変えのハンドパーツなどは特に付属していませんが、左右で異なる造形のパーツになっているので色々と汎用性はあります。

最後はスタン・リーが生み出した最高のヒーローたちと。
今更感満載のレビューではありましたが、マーベル好きやマーベルフィギュアを収集している皆さんには手に取って頂きたい。心からそう思えるパーフェクトオモチャでした。
この記事を執筆している2020年11月28日時点ではブラックフライデーセールの影響でAmazonで2,600円ほどで購入できるようです。
この機会に是非。
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