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DUNE”デューン”-砂の惑星-/マクファーレントイズのフィギュアレビュー

“Fear is the mind-killer.”
「恐れは心を殺す

2023年に続編の公開が決定したDUNE”デューン”。

2021年10月に劇場公開された前作は、興行収入2億2,000万ドルを突破し世界的大ヒットを記録した話題のSF作品です。

出典:DUNE公式サイト

原作となるのはアメリカの作家フランク・ハーバートが1965年に発表したSF小説で、史上最も偉大で影響力のあるSF小説の一つとされています。特に「スター・ウォーズ」をはじめとする現代SF作品は、デューンの影響を受けていると言われており、「風の谷のナウシカ」においてもデューンからインスピレーションを受けていると言われているほど、様々な分野において影響を与えた名作です。

過去には1970年代にホドロフスキー監督が映画化を構想するも制作中止になり、その後1984年にはデヴィッド・リンチ監督が映画化、2000年にはリチャード・P・ルビンスタイン氏がTVシリーズを制作しており、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が制作した本作は実に5度目の映像化作品ということで当時も注目が集まっていました。

日本のレビューサイトを見ると賛否両論が繰り広げられており、エンタメ性の乏しさから否定的な意見も見られますが、私個人としては非常に好きな作品で次回作への期待が高まる映画となりました。リアリティとファンタジーのバランスが素晴らしく、ドゥニ監督と豪華キャストが生み出す世界観の虜になったのは言うまでもないです。

6月に公開されたNetflixでの視聴だったので映像体験としてはデューンの良さを全て感じることは出来なかったと思いますが、好きな映画を観ればそのフィギュアが欲しくなるのはもはや宿命です。

ということで前置きが長くなってしまいましたが、久しぶりにフィギュアレビューをしていこうと思います。

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マクファーレントイズDUNE”デューン”砂の惑星シリーズ4体購入

本シリーズは

アトレイデス家から
・主人公のポール・アトレイデス
・母親のレディ・ジェシカ
・腹心の一人ダンカン・アイダホ

惑星デューンの先住民フレメンからは
・スティルガー

宿敵ハルコンネン家からは
・ハルコンネン男爵
・ビルドフィギュアで甥のラッバーン

がラインナップされています。

今回はポール、ジェシカ、ダンカン、スティルガーの4体を購入しました。残念ながらジェシカの外箱が盛大に破損して手元に届きましたが、本体には影響なかったのは何よりです。

それでは1つ1つみていきましょう。

アトレイデス家の若き跡継ぎ「ポール・アトレイデス」

本作の主人公、ティモシー・シャラメ演じるアトレイデス家の跡継ぎであるポール・アトレイデス。

細やかな造形で特徴的な髪型や、鼻筋の整った美しい輪郭を非常に丁寧に再現していると思います。また、自身の持つ「未来が視える」能力がきっかけで、惑星アラキス(デューン)へ移住することに漠然とした不安を抱えている心情までも読み取れるような儚げな表情も素晴らしい。

全体的なシルエットも細身でスマートな本人のイメージにぴったりの仕上がりです。後ほど細かく見ていきますがスーツの造形も素晴らしい。

付属品はビルドパーツの他にサンドワームの歯で造られたクリスナイフが1つとナイフが2つ。

クリスナイフに関しても造形で細かく表現されており、丁寧な塗装でしっかりと劇中再現されています。

ポールの母親でありベネ・ゲセリットの「レディ・ジェシカ」

レベッカ・ファーガソン演じるポールの母親であるレディ・ジェシカ。

キレイな瞳と鼻筋の通った美しい顔を、造形でしっかりと表現してくれています。目元はもう少しパッチリしている印象でしたがこの辺は塗装の問題でしょう。特に横顔に関しては再現度が高いと思います。

髪型に関しては軟質パーツとはいえロングヘアが盛大に首周りの可動に干渉してしまいます。劇中では髪をまとめてる印象の方が強いので、この点は少し残念。

ボディに関してはポールと同様の素体を使用されていますが、特に違和感は感じられません。付属品に関してはビルドパーツに加えてクリスナイフと劇中にも登場しているバックパック。

このバックパックの造形もとても丁寧で、ウェザリング塗装も相まって非常にリアルに仕上げられています。

アトレイデス家最強の腹心「ダンカン・アイダホ」

ジェイソン・モモア演じるアトレイデス家最強の腹心ダンカン・アイダホ。

こちらも非常に特徴をよく捉えた造形になってはいますが、似てるかというとなんとも・・な感じですね。特に惑星アラキス(デューン)に到着後のダンカンはここまで髭が生えていなかったように思います。目元なんかは演じているジェイソン・モモアの感じを表現できていますね。

このダンカン・アイダホは映画の中でも特に好きなキャラクターのひとりで、その高潔さと頼もしさにすぐに虜になりました。

命からがら砂漠の中を逃げてきたポールに再開したダンカンが若き公爵に忠誠を誓うシーンから、その後のアクションシーンは見どころの一つだと思います。

全体的なシルエットは先程までのポールとジェシカとは異なり、逞しく大柄な体をしっかりと再現してくれています。

付属品は戦闘用のブレードで長さが違うものが1本ずつ付属してきます。非常にシンプルな付属品ですが、本体の大きさも相まって満足感の高い1体です。

短剣の方は、映画序盤にポールがガーニィに剣術指導を受けていたときのものと同様ですね。

先住民フレメンの気高きリーダー「スティルガー」

バビエル・バルデムが演じるフレメン(惑星アラキスの先住民)のリーダーであるスティルガー。劇中ではターバンを巻いているシーンが印象的でしたが、目元含めて非常に特徴をよく捉えられていると思います。

横顔なんて本人そっくりです。

全体的なシルエットはダンカンと同じ素体が使われているので劇中よりも逞しい印象です。バックパックも付属するので全て組み合わせると中々のボリュームになります。スティルガーと出会い、精神的に成長していくポールの姿とそれを見守る母ジェシカのシーンも本作の見どころの一つかと。

素晴らしいデザインのスティル(保水)スーツと可動域

さて、フィギュアそれぞれの造形を見てきましたが、デューンの中でも象徴的なこのスティル(保水)スーツを見ていきましょう。

ご存知ない方のために説明しておくと、アラキス(デューン)は一面を砂漠に覆われた砂の惑星になっており、その過酷な環境下を生き延びるために保水能力を備えたスーツが登場します。

熱交換システムを搭載することで体を冷やし、体内から排出された尿などの水分をろ過することで口元のマスクから飲むことができる優れものです。この保水スーツがないと砂漠には2時間もいられないと言われるほどに砂漠で生き抜くには欠かせないものになっています。

劇中はもう少し暗い色使いだったと思いますが、それでも造形、塗装ともに素晴らしく、あのスティルスーツを手のひらでまじまじと確認することが出来ます

可動域も比較的優秀で、マスク部分は別パーツになっているので首周りの干渉を最小限に抑えていますし、肘・ひざはダブルジョイントでしっかりと曲げることが出来ます。股関節周りも干渉物が少なく柔軟に稼働します。

ただ、残念だったのは胴回りと腰回りの可動。

スーツの素晴らしい造形の代償か、前後へ仰け反るような可動は殆どできません。フィギュア写真を撮る身としてはここの可動域の狭さは残念・・。ただ、胴回りに関しては分割されているので回転させたり、左右に傾けることは可能です。

ビルドフィギュアはハルコンネン男爵の甥ラッバーン

今回、ポール、ジェシカ、ダンカン、スティルガーの4体を集めると、ハルコンネン男爵の甥ラッバーンが完成します。

これまでの4体同様非常に素晴らしい造形で再現されています。特にこのヘッドパーツ。演じているデイヴ・バウティスタの特徴を非常によく捉えており、細部まで再現されています。

スキンヘッドではあるものの、頭部のシワまで細かく造形されており、ドラッ・・ラッバーンそのものです。

腰布は軟質パーツで造形されているのですが、パッと見は本当の布と見間違うほどの表現力です。ビルドフィギュアだけあってボリューム満点。ダンカンやスティルガーよりも一回りほど大きく造形されています。

主要キャラクターが集まれば好きなシーンを再現できちゃうのもアクションフィギュアの楽しみ

命からがら敵の襲撃から逃げ出したポールとジェシカの二人を見つけたダンカン。このあとのポールとダンカンのやり取りは印象深いシーンですね。

サーダカーの襲撃を受けたシーン。「よせ、ダンカン!」

少ないシーンで二人の関係性が見事に描かれていました。

砂嵐を抜けたポールとジェシカの前に現れたサンドワーム(砂虫)。

フレメンとの出会いから精神的な成長を遂げていくポール。

映画内では専門用語が多く初見では分かりにくい部分もありましたが、時代背景や設定を理解するとデューンの非常に魅力的な世界観に酔いしれることが出来ます。

デューンが好きな人には是非手にとってい頂きたフィギュアですし、まだ観たことがない人はNetflixで公開中ですので是非ご覧になってみて下さい。

それでは!

いつかはハルコンネン男爵のフィギュアも手に入れたいところ・・。